中野日記~悪い癖の治し方~
こんにちは。 スタッフの中野です。
もうすっかり春になって、私はというと日々迫りくるスギ花粉という名の暴君にタコ殴りにあっています。
この時期は、ノドが荒れて痛くなるのが悩みです。
まずは両鼻腔が速攻でふさがり、午前中の段階で口呼吸に移行するや否や、マスクでレッスンをしているのも相まってすぐにノドが痛みだす始末。
もう何度このパターンに苦しめられたことか。
典型的な悪循環ですよね。
このような中野がいたら、皆さんはどのようなアドバイスを送りますか?
前置きが長くなりました。
本日のテーマは、『悪い癖の治し方』です。
先程のお話はノンフィクションで、実際に鼻詰まりによるノドの痛みに悩まされております。
そんな私にアドバイスを送ってくれるとしたら、ほとんどの方はこのように言ってくれるのではないでしょうか。
『鼻が詰まらないように薬飲んだら?』
当然ですよね。鼻が通れば口呼吸になることもなく、ノドの潤いが脅かされることもないわけですから。
一方で、
『のど飴舐めとけばいいんじゃない』
という方もいるかと思いますが、確かにそれでその場は緩和されますね。しかし、薬を飲むことよりも重要視する方は少数なのではないでしょうか。
なぜなら、瞬間的には有効であっても、根本的な解決法ではないことは明らかだからです。
前者は原因を取り除くので『原因療法』と呼び、
後者は症状を抑えるので『対症療法』と呼びます。
スポーツの上達において『一度ついた悪い癖が改善される』ためには、練習内容が原因療法的であるという事が最重要になってきます。
仮にドライブが安定しない人が、ひたすらにワンコースでドライブの練習をしたとします。 この練習自体は、もちろん間違いではありません。
ドライブができないんだからドライブの練習をする。
これ自体は当然のことです。
しかし、それだけでは不足しているのです。
要は、のど飴を舐めるだけ、をしているのと一緒です。
その場は痛みがなくなるかもしれませんが、
原因に着手していないので、再発の恐れがあります。
では原因とは何か。
多くの方は、『自分で思った通りに体を動かせない』ことが原因であることがほとんどです。
本当に技術を改善したいならば、技術の練習(対症療法)と並行して、体の操縦が上手くなる練習(原因療法)も必要です。
対症療法的練習はすぐに結果が表れやすいですが、元に戻るリスクも常についてまわります。原因療法的練習は結果が出るのに時間がかかりますが、身につけば応用性も持続性も高いです。
改善したいケースに応じてこの2つの練習のバランスを考えていくことが、 間違いのない技術の向上に不可欠だと感じています。
体の操縦が上手くなる練習といわれてもパッと思いつく方は少ないですよね。私のレッスンでは、その部分のトレーニングも一緒に考えていく事を重要視しています。 気になる方はぜひ一度お声がけくださいませ。
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